「政権交代」「公約対決」に審判   

毎日新聞によると・・・
<衆院選>30日投開票 「政権交代」「公約対決」に審判
 第45回衆院選は30日投開票される。毎日新聞など報道各社の情勢調査で民主党の優勢が伝えられる中、同党による「政権交代」の是非が最大の焦点となっている。各党がマニフェスト(政権公約)を発表して政策を競う選挙戦も定着し、特に民主党は政権交代によって国民生活がどう変わるかを説明する「武器」としてマニフェストをフル活用。対する自民党が子ども手当創設など民主党の政策批判に重きを置いた結果、民主党マニフェストに注目が集まる形で選挙戦が展開されてきた。

 「子ども手当は皆さんの未来を安心なものに導く。経済的理由で子どもが持てない先進国などどこにもない」

 民主党の鳩山由紀夫代表は28日、松山市で街頭演説。ほかにも「無駄遣いの一掃」「最低保障年金」などマニフェストの柱を総ざらいし、「必ず実現させる」と訴えた。

 子ども手当を1年目は半額、2年目から全額の月2万6000円支給▽2年間の国家プロジェクトとして「消えた年金」問題に取り組む▽農業者戸別所得補償制度を創設――。鳩山氏は18日の公示以降、マニフェストを丹念に説明する街頭演説を繰り返してきた。

 民主党マニフェストへの関心は公示前から高く、同党は7月27日にマニフェストを発表し、説明会を全国10カ所で開催。寄せられた指摘に応じて米国との自由貿易協定(FTA)の表現など5項目を修正し、与党から「ぶれた」と批判された。修正の是非も含め注目度は一層上がり、同党はマニフェストを大幅に追加発行。街頭に「マニフェストあります」とののぼりを掲げて聴衆を集めるなど「客寄せ」にも活用した。

 一方、麻生太郎首相(自民党総裁)は28日、長崎県諫早市の街頭演説で「自民党は経済成長戦略をきちんとマニフェストに書いている。ほかにきっちり書いている政党はありますか」と訴えたが、マニフェストに触れたのはこの部分だけだった。

 首相は街頭演説で毎回、「政権選択ではなく政策の選択だ」と政策重視の姿勢をアピールする。しかし、昨秋以降の経済危機対策など政権の実績を強調するほかは民主党批判に時間を割き、自民党マニフェストの内容に言及することはほとんどない。「マニフェストはこれまでの取り組みの延長」(首相周辺)であり、目新しさでは民主党に及ばないとの判断もあるようだ。

 首相も当初は、政策論争に持ち込めば有利と踏んでいた。公示日の18日、東京都八王子市で行った第一声では「マニフェストを読んでみてほしい。政策の責任力、実行力を訴えたい」と呼びかけた。だが、「政権交代」を掲げる民主党の勢いは衰えず、首相は28日の演説でも「政権交代は景気の後退になる」と主張。民主党批判のトーンを上げて巻き返しを図るが、結果的に自民党マニフェストの存在をかすませている。
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by iso129 | 2009-08-29 15:05 | 政治あれこれ

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