神明堀架橋に関する説明会   

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松戸市建設担当部の地元説明会が、新松戸西小学校体育館で午後1時半から約2時間、開催された。
 この日の説明会は、新松戸7丁目地区に隣接する流山市木地区で現在、区画整理事業が進められており、この事業が進むことにより、7丁目地区の交通環境の変化が想定されます。
=①つくばエクスプレス線の開業で南流山駅利用者が増加。②木地区の整備③小金出作地区の住宅化=これらの対応策の一つとして、けやき通りの延長上の神明堀に橋を架けることを計画している。本説明会では、この計画について本市の考え方を説明します、というのが趣旨。6月に続く2度目の地元説明会。
 市側から、建設部技監はじめ道づくり課、河川清流課、道路維持課の担当者ら10名が出席。地元「七・五・西町会」役員の進行役で会は始まった。事前に用意された160人分の椅子と資料が不足するほどに、体育館には多くの市民が詰掛けた。
 五番街(808戸)の入居開始が昭和55年(557戸の東パークも55年) 西パークハウス(681戸)は翌年。

これら大型マンションと7丁目住宅街(7丁目町会1037戸)へは、新松戸駅から西へ約2キロの直線道路が伸びている。名前の通り約330本のけやきの木が道路の両側に植栽されている。バス路線が走るけやき通りは、くらしと自然が調和する緑のふるさとに相応しい街路樹が、落ち着いた素晴らしい景観を形成している。
・・・ことしもけやき並木は、見事な紅葉で我々の目を楽しませてくれました・・・

 大型マンションへの入居が始まって1-2年した昭和57年、(突如?)けやき通り貫通の計画が示された。が、地元住民は「貫通反対」の運動を起こして当時の宮間市長へ訴えて、計画をストップさせた。=市は、計画を中断した=
 それがなぜ、いまになってまた?
 架橋に着工するかどうかは、未決定だというのに?

 市建設担当K部長の説明は、こうだ。
 平成22年に流山市と河川に関する協定を実施する。
 将来、架橋するに際し必要な橋台をかねた護岸整備の工事をする。
 先行する改修工事に合わせて無駄を省く。
 その後に、
 地域住民との合意ができた段階で、橋を架ける工事に取り掛かる。
 
・工事費用の概算は?の質問に応えた数字は?
  →1・5億円から、2億円。(数字の意味が良く理解できませんでしたが、架橋に関する工事費は別)
・五番街の環境や、けやき通りの景観についてどう考えるか?
  →けやき通りの景観について、市の見解を述べる段階にない。
・交通量調査の方法(平日7時から19時、地域限定)に不満。
  →開通後の交通量が、1割増見込みという説明には納得がいかない。休日や夜間早朝の通行により、大型車両通行禁止違犯や騒音問題が発生する不安がある。
   後日談・・・交通量調査についてですが、予算の関係で、市の職員100名が手分けして実施したもので、平日の限られた時間内の調査となったということでした。
・新松戸地域の緑の環境やけやき通りの景観は、市の基本計画の位置づけとして、暮らしと調和させ住民とともにまち、道、ひとをつくってゆこうとしているのに、これに逆行する。
・小金出作(「こがねしゅっさく」という飛び地)には、昨年も2軒家が建ち、30世帯90人が暮らす地区となった。子どもの通学路は遠回りだし、早く救急車が通れる道をつくって欲しい。
=この日唯一の、橋待望の発言=
=K建設担当部長は、こうした小さな声をくみ取り大事にしたいと、明言した=
 
 様々な意見が交錯して、出席者から発言を求める挙手が後を絶たなかったが、時間の関係で、意見を述べられない人が多く見受けられた。

今後はどうなるのか?
環境は守られるか?
巨額な費用が無駄になりはしないのか?
 不安と不満が残る説明会となった。
 
 松戸・流山両市の市境地域だけに(往々にして、行政の取りこぼしとなることがあるようです・・)、まちづくりの「立ち遅れのツケ」でしょうか、いまになって噴出したかっこうですが、両市にまたがる河川に関係する事でもあり、粘り強い対応と今後の流れが注目されます。

 市の担当者は、来年度予算要求があるので、12月中にもう一度説明会を開きたい、と。
 建設担当部は、市民の安全第一を常に念頭に、道路ネットワークの道づくりを考えています、と。
 住民側も、七・五・西町会で意見を集めて協議をする、ということで、定刻通りの閉会。

 私としてはここ何年かは、「反対運動から足掛け30年が経過して、周辺の環境がこの間大きく変わってきている」
「もうそろそろ(反対運動も風化してるようだし・・・)、けやき通りは貫通させてもいいんじゃないかい」
「南流山方面への交通の流れが多くなってきている。新たな交通安全対策がのぞまれる」
「新たな視点からの緊急時、利便性を考える時期だ」
「将来の道路ネットワークについて、広い視野で検証しなければ」などなど、さまざまな声を聞いていました。
 が、初めて本日の説明会に出席してみて、地域のことは、地域に飛び込んでみなければ、実態がつかめないというのが、分かった。
 また、事案に対する住民の認識の差違(例えば、直進貫通道路じゃなくて迂廻する橋、だとか。道路の利便性に対する認識、地域の安全・安心と環境への影響、費用対効果について、持続可能な自然環境、地域エゴ等など)が、説明会場での温度差となっている反応も見受けられました。=以上、神明堀(しんめいぼり)レポート。

話はガラリと変わって、 
昨日の「常盤平3丁目の葬儀場建設反対」を、現地に見たときに感じたことを思い出しました。。
 
松戸市では、環境・景観を考えたまちづくりや基本計画について、その理念を掲げています。
が、今回のような一朝有事に際して、地域住民の声や思いを、行政側がよく理解しているとは思えません。
環境を守って欲しいとか、景観を悪くすることにストップをかけてほしいという市民の声に対して、明快な答弁が得られない。
「遺憾な事態だ」と言うばかりでは、”逃げの市政=姿勢”といわれてもしょうがない。
現実は、問題解決にならない、のですから。

”自然と調和する緑のふるさと 松戸”  本市のキャッチフレーズが、悩ましく思える今日この頃の現地レポートが続きます、です。

 参考までに:新松戸町会連合会HP:市政懇談会報告

 (写真投稿・現地から15日13:32。 
  関連記事・16日0:32記。 更新・19日23:58)
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by iso129 | 2009-11-15 13:32 | 議会

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