12月一般質問・報告   

 (約30分間の質疑応答を、ここに報告します)
09.12月議会 一般質問・通告13番  4日(金)午後 政策グループまつど未来・磯崎吉弘
通告に従い質問いたしますので、ご答弁の程よろしくお願いいたします。
 質問に入る前に、常日頃から松戸市民の救急そして消防防火安全対策に対する本市消防局の皆様の活動に、この機会に改めて感謝申し上げます。師走に入り、これから年末年始は何かと世の中が繁忙の時期となりますので、今後一層のご尽力をお願い申し上げます。
 このところ、国内では悲惨な火災が相次いで発生しており、心を痛めている一人です。先月22日には東京杉並区の雑居ビル内の飲食店が火災になり、4名の方が亡くなり、負傷者12名の被害が発生しました。報道によりますと、避難口を座布団で塞いでいたことが、避難口を見つけることが出来ず、逃げ遅れてしまった、との事でした。
 また、先月17日に発生した浜松市のマージャン店火災においても死者4名、負傷者3名の被害が発生しました。尊い人命を奪う火災が相次いでおり、今後このようなことが絶対あってはならいと思います。そこで1点目の質問(ア)として、本市の雑居ビルの現状とその消防防火点検について、伺います。
 次に、ネットカフェ・マンガ喫茶・カラオケルーム等、個室型娯楽施設の消防防災点検について、であります。
 昨年10月1日午前2時55分頃、大阪・難波の個室ビデオ店が全焼し、客16人が一酸化炭素中毒などで死亡、4人が負傷した火災で、店内にいた客の男(48歳)が逮捕されました。あれから一年余り、大阪地裁が、求刑通り死刑とする判決を言い渡した、という報道が、昨日3日の新聞にありました。
 被害者の多くは個室内で就寝中だったとされ、個室ビデオ店が「安宿」で利用されていた実態が浮かびました。この事件後、個室ビデオ店やカラオケボックスなど個室型店舗の防火安全対策が強化され、消防法施行規則が改正となり、今月から個室ごとの煙感知器設置などが義務づけられました。
私たちはふだん、何気なく入る雑居ビルですが、地下に飲食店やライブハウスなど、その上階にはネットカフェ・マンガ喫茶、マージャン店、カラオケルーム、個室ビデオ店などが混在しています。こうした悲惨な火災発生のニュースに接するたびに、消防法上の防災点検はどうなっているのか、建物の避難口や誘導設備など目立つところにあるか、また、従業員に対する消防教育や避難訓練等は、徹底しているのかなどと、非常に危惧を感じています。
 質問の(イ)これらの個室型娯楽施設について、本市の現状と消防防災点検の状況をお聞かせください。さらに(ウ)として、市消防局としてこれらの事業所に対してどのような改善指導をしていますか、その取り組みについて、お伺いいたします。以上3点よろしくお願いします。


次に、2、舞台芸術活動について
=質問=
私は音楽の愛好家の一人です。森のホール21の杮落とし「第1回市民コンサート」の「第九」の演奏会」に参加したことが縁で、それ以来合唱に惹かれ、今年もこの20日に開催される「第21回市民コンサート」にも参加いたします。また、あさって6日の日曜日は、所属する松戸混声合唱団の定期演奏会が、森のホール大ホールであります。
音楽を愛するものとして、質問事項2「舞台芸術活動について」質問いたします。
 
 本市は、舞台芸術発表の場として、文化会館=森のホール21には、(客席数1,955)の大ホール、(同516)の小ホール。市民会館ホール(同1,212)、市民劇場ホール(同332)と3施設で4つの舞台(合計4,015)を、舞台芸術の種別や客席数別に設置されており、舞台芸術を育む環境は整っております。特に舞台芸術のうちの「音楽」関係については、幼児から大人まで老若男女に渡って、幅広い市民の皆さんが活発に活動されております。
こうした音楽環境もあって、ここ数年の小中学校の吹奏楽部や合唱部が全国大会などで、素晴らしい優秀な成果を修めることになられているのではないかとも思っております。
 丁度タイムリーに、「12月1日広報まつど」があります。1面に「日ごろの努力が結実!」として「全日本合唱コンクール金賞・第一中学校」「全日本吹奏楽コンクール金賞・第四中学校」「全日本吹奏楽コンクール銀賞・和名ヶ谷中学校」と、中学生の音楽コンクールでは最高峰といわれる全国大会で輝かしい成績を収めた記事が、晴れやかに掲載されています。この写真の演奏者の後ろにある金色に見える13枚の板が「音響反射板」なんです。

 さて、誠に残念なことではありますが、市民会館の音響反射板が撤去されてから5年が経ちました。市民会館の経年劣化で可動式の音響板の重さに耐えられなくなったことが理由でした。が、その当時、音楽関係者から森のホール21の小ホールに反響板をつけてもらえるようにお願いした経緯がありましたが、大ホールがあるからそちらで開催してというのが、返答であったと伺っております。
 確かに、文化会館の大ホールは、音響重視のホールとして建設されましたから、音楽、特にクラシックや合唱などに最適のホールです。がしかし、市民が利用するには、1955席は、集客動員が大変で、なかなか座席が埋まらない為に、大ホールの場内が閑散とした、なんとも盛り上がりに欠けるコンサートとなるわけです。さらにホールが大きい分、使用料も高くて、とても小人数の合唱団では、団員の費用負担が半端でなく高くなり、団の会計を圧迫しかねません。
小ホールと市民劇場には簡易音響反響板がありますが、簡易のため天井部分がなく、響きのロスがあり、遠くに届かないため、音を遠くに飛ばすことに精一杯のエネルギーを使い、本来のきめ細かい表現を伝える合唱が、出来づらいのです。そのため、合唱団のなかには柏にある、客席数400のアミュゼ柏クリスタルホールを使用したり、東京に出たり、設備の整ったホールを使用するか、またはやむを得ず、無理して小ホールを使用しているという実情などを、音楽関係者からも聞いております。

 そこで質問ですが、文化会館の小ホールは、演劇重視のホールとして設置されておりますが、小ホールの利用目的別の利用状況を教えてください。
次に、現在の簡易音響反響板を、天井のある本格的な音響反響板を設置していただきたいと考えております。このことが実現されれば、本市の舞台芸術に対する施設環境が改善されるとともに、市民の舞台芸術活動がさらに活発となり文化による「まちづくり」の一翼を担うことになると考えます。以上2点について、本市のお考えを伺います。



答弁・消防局長  概要

①現在、市内には建物の中に複数の用途が存在するいわゆる雑居ビルが954件ございます。本年度は11月までに561件の立入検査を実施いたしました。その内799の事業所に対し文書指導を実施し、うち442件55%是正されております。指導内容につきましては、大半が防火管理者未選任、訓練未実施等の防火管理面、そして誘導灯の球切れ等消防用設備の維持管理に係る指導事項であり、火災予防上重大な違反のある事業所はありませんでした。
 また、11月22日発生した東京都杉並区の雑居ビル内居酒屋店火災を受け、市内447件の類似居酒屋を対象に、階段や避難通路などの維持管理、火気の取扱い状況、防火管理体制などを重点とした緊急立入検査を原則通告なしで現在実施しているところでございます。
②昨年10月1日、死者16人、負傷者4人を発生させた大阪府個室ビデオ店火災を受け、類似事業所34件に対し、一斉立入検査を実施したところ、29件消防法上の不備のある事業所を確認いたしました。主な不備事項は、防火管理者未選任、訓練未実施等でありました。
 現在は、3店舗増え37の事業所を把握しており、不備のある事業所に対し継続した指導の結果、6件に減少しているところであり、今後も引き続き改善に向け積極的に取組んでまいります。
 また、個室型娯楽施設については、近年、社会的影響のある火災が発生していることを受け、この一年あまりの間に、2度の法令改正が施行されました。
 主な改正内容といたしましては、建物の面積に関係なく自動火災報知設備が設置義務化され、また、人為的にベルを停止させても一定の時間が経過すると再度鳴動させるといった技術基準の強化等であります。
 このような法令改正を受け、事業所関係者を一堂に会し法令改正説明会を開催し、周知徹底を図ったところでございます。
 ③立入検査は、事業所関係者立会いのもと建物全般を検査し、終了後、検査員は関係者に対し検査結果について詳細に説明いたします。
 指導事項がある場合は、後日立入検査結果通知書を関係者に交付し、早期改善を求めております。改善がなかなか得られなかった場合、追跡査察というかたちで再度事業所に赴き、関係者の理解を求め継続的に指導しているところでございます。いずれにいたしても、更なる改善促進に努めるとともに、一つの取り組みとして、年3回の防火管理講習会を開催し、500人以上に資格を付与しているところでございます。
今後も市民の安全安心を守るため、計画的かつ実効性のある査察執行に努めてまいりたいと考えております。


=答弁 生涯学習本部長=
 文化会館小ホールの基本構想は、議員ご案内の通り、演劇を主な用途として、市民の皆さまが演劇や小規模な演奏会や映画会をはじめ各種発表会にも利用できる多目的ホールとして設置しております。
 ご質問の小ホールの利用種別の利用状況につきましては、平成12年度から平成20年度まで9年間の状況について、お答えします。
 利用率の高い種別から順に申し上げますと、音楽関係が50%で、講習会や講演会が21%、演劇や舞踏・芸能が10%、その他の種別が19%となります。また、座席数が516席であり採算性が低いため、種別を問わずプロによる公演は、ほとんど実施されておりません。
 2点目の小ホールにつきましては、文化会館も平成5年11月にオープンして16年が経過しますので、舞台関係の舞台機構や照明及び音響の各設備も老朽化しております。文化会館の管理者としてまず、プロ公演が多い大ホールから舞台関係の修繕を考えておりますので、小ホールにつきましては、大ホールの修繕後となりますが、本格的な音響反射板の設置も視野に入れながら、修繕を検討してまいりたいと考えております。


=ご答弁ありがとうございました。いくつかの意見と要望を述べさせていただきます。
 
 現在、松戸市にある954件の雑居ビルを対象に、立ち入り検査を実施し、火災予防上重大な違反はないけれども、半分近くに防火管理者未選任、火災訓練未実施や、誘導灯の球切れなどの設備維持に係る指導事項であるということです。また、原則通告なしの緊急立ち入り検査を実施し、不備のある事業所に対しては、改善指導していることが分かりました。いづれにしても、万が一の発生に備えて、事業所や建物のオーナーなど関係者に対する消防安全上の「早期改善」、「追跡査察」、「継続的指導」と、粘り強い取り組みが求められますので、どうぞ今後とも市民の安全安心を守るために努力されますよう要望いたします。
次に、
文化会館の小ホールは、演劇を主な用途として小規模な演奏会や映画会、各種発表会にも利用できる多目的ホールとして設置されたという、そもそもの基本構想を伺いました。
文化会館小ホールの種別利用状況で、(利用目的別の状況について最近の9年間をみると)音楽関係の利用が全体の50%にもなることに、当然であると思う一方で、以外であるとの思いもあります。
それに引き換え、主な用途となるべき演劇関係が10%と少ない利用で、特にこの3年間はゼロという状況が続いております。これは、ある程度は想定できました。公共の施設で演劇やミュージカルを公演することは、練習を始め公演の期間が長期になることや、何よりも演劇をプロデュースできる専門家に頼るなど、莫大な経費負担と市民利用の制限など、課題が多いことと思っていました。ですから、座席数が516席では採算性が低いため、種別を問わずプロによる公演は殆ど利用されないという事だと思います。
しかしながら、現状の小ホールは市民利用が中心であり、少人数の音楽発表のステージとして、生涯学習の発表の舞台として設置の意義は十分に図られていると思います。

 先月11月は、森のホールへ出かける機会が、連続してありました。電車で八柱駅下車して「日本の道百選 さくら通り」を歩きます。博物館の裏手にある縄文の森で異次元空間を散策し、今度はトンネルをくぐって、さらに森の広場の方まで、足を伸ばします。うっそうとした緑と木々を眺めながら、季節の紅葉の移り変わりなど、「近場のもみじ狩り」を日替わりで、楽しむことが出来ました。
このさくら通りの並木道と、森の広場周辺の景観は、将に「松戸のたからもの」で、かけがえのないものです。最近になって突如、新松戸7丁目(けやき通り・神明堀護岸工事等)と常盤平3丁目(ライフケア葬儀場建設)において、長年住み慣れた緑豊かな静かな生活環境を脅かす事案があることを知り、なんとも悩ましい限りです。常日頃から、緑花清流のまち、協働のまちづくりを掲げる本市としては、市民と一つ一つ丁寧な対応で、向き合わなければならないと、考えます。

 さて話しを演奏会に戻しまして、6日は、市立第4中学校合唱祭でした。金賞受賞の合唱部と、全国大会優勝の吹奏楽部の演奏は、圧巻でありました。学年別、クラス毎の合唱レベルも高く、響きをホールいっぱいに聞かせてくれました。
 一週間後の13日は、常盤平中学校の合唱コンクール。どちらも、1階席には全校生徒が、2-3階席には大勢の保護者の方がつめかけ、大ホールは終日熱気に包まれ、中学生の若さあふれる歌声とステージ演奏に感動されていました。
 また、7-8日の二日間は、第61回松戸市合唱祭が、48団体が参加して開催されました。合唱指導と講師にこられた声楽家で、合唱指揮者の辻秀幸氏が、次のような話をしていたのが印象に残りました。
 二日間にわたり合唱を聞き続けましたが、ちっとも疲れていません。松戸には素晴らしい指揮者が多いですね。想い想いの気持ちを込めて指揮を振っている。音楽性豊かに美しい指揮者、素晴らしいピアニストなど、サポート体制は万全な松戸市の姿を感じました。加えて、大ホールの響きの良さなど、贅沢な音楽環境に恵まれていますねと、松戸市合唱連盟主催の合唱祭を賞賛されました。
 もうひとつ紹介します。松戸シニアアンサンブルの第1回定期演奏会が、11月14日、こちらは小ホールでありました。平成19年9月発足以来、練習を重ねながら、市内の高齢者福祉施設への出張演奏や音楽祭への出演など多彩な活動をしてこられ、晴れてこの日、団員一同の念願だった「第一回定期演奏会」が開催された、とのことでした。
 団員の年齢は推測60代半ば、ドラム&キィボードの女性は80歳近くなると思われますが、なんにでも好奇心旺盛な方ですと、ユーモアをまじえてメンバー紹介がありました。14人の女性と5人の男性が演奏するステージにかけつけた客席の大部分は、同じシニア世代の来場者でほぼ満席。ステージと客席が一体となった小ホールで、シニアアンサンブルの演奏と賛助出演の女声合唱を堪能した2時間でした。ただ残念なことに、ステージに架設されたのは、簡易な音響反響板でした。ホール全体に響き渡る演奏を期待していたのですが、やはりいまひとつ、物足りなさを感じてなりませんでした。

 市川市文化会館や船橋市民文化ホール、柏市民文化会館は、大ホールと小ホールのいずれにも、本格的な音響反射板が設置されています。

 ただ今の答弁を聞いていて、早いものですね、文化会館もオープン以来16年が経過したのですね。文化会館の設置者としてはまず、舞台関係の修繕を大ホールから計画しているとの事ですが、決して早過ぎる修繕ではなく、むしろ遅いくらいだと思います。
先ほども言いましたが、名前の通り、森の広場と森のホール21の周辺は、広大な自然環境に恵まれた市民の舞台芸術の拠り所として、大切な文化会館ですので、「第二の某(市民)会館」とならないように、どうぞ適切な手当てをお願いいたします。また、小ホールは、音楽関係の市民の利用が多いことからも、本格的な音響反響板の設置について、答弁にありましたが、舞台設備修繕計画に盛り込んでいただきますよう、重ねての要望を申し述べまして、これで、私の質問を終わります。ありがとうございました。

(提供資料)
・社会教育関係団体 音楽関係団体数 126団体 会員数5,680人
・松戸市音楽協会 加盟団体数 92団体(うち合唱53、器楽19、和太鼓7他)
・文化会館小ホール催し物別利用状況 平成12-20年
・広報まつど12月1日号
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by iso129 | 2009-12-04 16:43 | 議会

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