捏造されたヒーロー、遠山金四郎
2010年 03月 14日
[この桜吹雪が目に入らねぇか!」
ご存知、「遠山の金さん」のこの決め台詞を知らない人はまずいないでしょう。
啖呵を切って片肌脱げば、そこには目にもまぶしい桜吹雪の彫り物。日本人を長く魅了してきたヒーローの大見得だ。確かに、水戸黄門様の印籠や銭形平次の投げ銭と同じに、テレビ時代劇の決まり、だア。
ところがところが・・・、
この本は、その金さんのヒーローに物言いをつけようという本なのである・・・という新書の内容に惹かれた。
さあ、あなたもいかが!
ところが、本を買うのに書店の棚を探すのは大変に難儀なことです。店内に入ったらすぐにカウンターへ目算して「遠山の金さん」「小学館新書」「著者名・棚橋正博」と告げた。やはり、2-3冊あったようだが「品切れ」とのこと。
こうなると、無い物ねだりで気が焦る。
次々に打ち出される金融・経済政策の失敗など、今の例にすぐに使える話題も満載という、のだから。
アマリリスが育ち、真紅の開花が早いか、「遠山の金さん」の読了が何処まで進むか・・・。どちらも、楽しみ。
新書の帯で、山本一力推薦で言う。
そうだったのか!と、何度驚いたことか。
名奉行かどうかはこれを読んでのお楽しみ、と著者。
まさに、遠山の金さん、裁かれる!
by iso129 | 2010-03-14 11:01 | づ・れ・づ・れ・草