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ベートーヴェン第九・東京芸術劇場大ホール   

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文化と福祉の融合を掲げている豊島区。
「みんなで一歩館」完成を祝う   21世紀の平和のために 祈りのコンサート 

 平常の演奏会場とは異なり、最前列聴衆には車椅子が並び、手話通訳隊のメンバーが陣取る。

 「私たちは心で歌う目で歌う合唱団」は、1989年設立
 第一回演奏会は、翌年東京文化会館で。会場の利用許可申請をするときの、会館側と、姥山代表との問答が実にユニークで、心に響きます。
 「障害者があのステージでコンサートをするなんて、まだ早いのだろうか」と、肩を落としながら帰った3日後に、郵便が来て「会館利用許可」が来た。天にも昇る心地がした、とプログラムのごあいさつ文に紹介されていました。

この日の合唱団は・・・
私たちは心で歌う目で歌う合唱団(東京都豊島区)
ちょんこめ作業所(東京都八丈島)
いずみ寮(東京都練馬区)
ふれあいサークル「手話隊」(大阪府堺市) 
希望の虹(千葉県習志野市)
障害者と共に第九を歌う輝く会(神奈川県横浜市)

(以下、プログラムから抜粋です)
障害があってもみんな人間だ
そんな思いを込め、障害のある人もない人も集い
共に第九を歌っい22年が経った

私たちの第九には 
ソプラノ・アルト・テノール・バスに加え第五のパートがある
音域の狭い障害者にも歌えるようにと編曲したものだ

私たちの第九を聴いてください、観てください
共に生きることの意味を魂と体で感じてください
そして、明日へ続く希望の道を一緒に切りひらきましょう

私たちは祈ります
地球は私たちのふるさと、いつまでも健やかであれと
このふるさとを辱める罪を犯してはならないと
さ、すべての人々よ兄弟になろう!
Alle Menschen werden Bru"der!

ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱付き」 
指揮者:佐藤寿一
オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団


ステージ上には、車椅子の合唱団員そしてコーラスの列にも晴れやかな衣装で立ち並んで、すっぽりと音楽に包まれている様子でした。その中には、歓びのうた・第九合唱を歌う角田市からのソプラノさんとテノールさんの晴れやかな姿もありました。
GWとあって都合をつけて上京し、連泊しながら本番ステージを向えたといいます。きっと、懐かしい再会や新たな出会いをしながら音楽・第九を共にできる喜びを掴んでらっしゃることでしょう。

第4楽章で合唱が始まったときは、客席で震えが全身を走りました。
そして、歓喜・安息・終わりの頃は、こころ穏やかな気持ちになりました。 
ブラボー、ブラボー みなさん、ありがとうございました!

障害や貧富を越えて地球上すべての人が人生を豊かに送ることの出来る日本を!世界を!

トンボ帰りで五香へダッシュ。会議は一時間!

by iso129 | 2010-05-05 01:04 | 合唱あれこれ

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