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Fw: □■まぶちすみおの「不易塾」日記□■07年11月7日第1183号□■連立と政策協議   

■□     まぶちすみおの「不易塾」日記     □■
□■2007年(平成19年)11月7日 第1183号■□
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□■連立と政策協議

 小沢代表の辞任表明騒動で、たちまちメディアは民主党内政
局の報道一辺倒になってしまったが、そもそも「連立」、「政
策協議」とはいかなるものであるかの共通認識がなければ議論
にならない。

小沢代表の辞意撤回で再スタートを切る民主党としては、この
点は明確なコンセンサスが必要であることはいうまでもない。

「政策協議」は今日も行われている。
そのひとつが国会審議であり、審議に上がる前の理事懇あるい
は筆頭間協議など非公式な場での政策協議は日常的に行われて
いる。それを、ねじれ国会で、政策協議が必要だ、法律が一本
も通らないなどというのはまったくの為にする話でしかない。
政策協議は常に行っており既に本国会でも閣法8本、議員立法
2本の計10本の法案が衆院を通っている。17年度決算3本
の決議もされている。中には全会一致のものもあり民主党が何
でも反対しているかのごとき報道は事実無根だ。

そして「連立」。
連立とは二つ以上の政党からなる連合政権の一形態。当然なが
ら一般的には連立は連立内閣を示し、二つ以上の政党で内閣を
構成することすなわち大臣を出すということになる。
このことと政策協議は別の話である。
連立となると異なる政党が協力して内閣を構成していくわけだ
から選挙についても協力というところに踏み込まざるを得ない。
そこで選挙調整などが求められる。
すなわち、「連立」とは「選挙調整」もしくは「選挙制度見直
し」にまで自動的に進んでいく危険性をはらむスイッチを押す
ことになるのである。

したがって当然ながら、二大政党制で非自民政権を目指す民主
党の選択肢に「連立」はない。

いろいろな可能性を否定する気はない。しかし、政策協議の一
環として連立などというところに踏み込んだとき、選挙調整な
どあらぬ方向に進むことを肝に銘じておかねばなるまい。

小沢代表のお詫びに始まる両院議員懇談会は30分で終わった。

さ、持ち場に帰って仕事仕事。
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□■編集・発行:まぶちすみお

by iso129 | 2007-11-07 19:44 | 政治あれこれ

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