フランクル 「夜と霧」   

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Kさんの葬送式で牧師さんの話に「夜と霧」のことが出てきたのが気にかかっていました。そんなこともあって、我孫子市生涯学習センター・アビスタの図書館でさっそく探していただく。自分でPC検索コーナーもあるが、カウンターの係りの方に飛び込んでゆくのが一番ですね。
ヴィクトル・E・フランクル「或る心理学者の強制収容所体験」は、1956年初版され、世界17ヶ国語で翻訳されている。 日本では、1961年初版 旧版訳者 霜山徳爾 みすず書房=写真の右=と、「夜と霧」 新版 訳者 池田香代子(2002年みすず書房)の2冊があります。 

 フランクルさんは、グスタフ・マーラー「大地の歌」が、好きだと言うエピソードを翻訳者の霜山さんが紹介しています。中国詩の独訳に作曲した第9交響曲ともいわれるもの。同じユダヤ人同士なのでユダヤの血が、そうさせるのでしょう。本のどこから読みはじめても、残虐・極限の人間模様のアウシュビッツの世界は、思わず目を背けたくなるような写真など、ここでは、文字に出して書くことすら、その気になりません。
 が、昨年オランダ・コンセルトヘボーでのモーツアルト・レクイエム演奏旅行の際に訪れた「アンネの日記」・アンネフランクの家を見学したときのことや、松戸市民コンサートで演奏した「マーラー・復活」のことなど、我孫子の図書館の一角で「夜と霧」を読みながら、走馬灯の如くに次から次へと想起されました。
 「夜と霧」は、21世紀に読みつがれたい本・翻訳ドキュメンタル部門3位。
 訳者のことば・・・夜と霧が、私たちの身辺にたちこめることは拒否できるのだということを忘れないでいたい。・・・
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by iso129 | 2009-02-11 13:42 | づ・れ・づ・れ・草

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