小沢一郎代表/記者会見要旨=長文ですが、転送しました。   

小沢一郎代表/記者会見要旨 2009年3月24日(火) 編集・発行/民主党役員室

★会見の模様は民主党ウェブサイトでもご覧になれます。
300k→http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090324ozawa_v300.asx
56k →http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090324ozawa_v56.asx
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【代表】それでは、この度の私の政治団体をめぐる問題につきまして、私の思い
と現在の心境を申し上げさせていただきたいと思います。

まず、私自身の政治資金団体をめぐる問題につきまして、仲間の皆さん、同志の
皆さんをはじめ、国民の本当に大勢の皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけいたし
ましたことを心からおわび申し上げます。

今月3日に秘書の大久保が逮捕されて以来、私自身が犯罪を犯したような印象を
与える状況の中で、本当に自分自身、悔しい思いと無念の思いを抱きながら、必
死に耐えて頑張ってまいりました。このような状況にもかかわらず、仲間の皆さ
ん、そして大勢の国民の皆さんから、励ましの言葉をいただきました。私は、こ
の皆さんの激励がなかったならば、今日まで耐えてくることはできなかったよう
に思い、本当に国民の皆様の大勢の方々の「負けるな、頑張れ」という声に励ま
され、今日までまいりました。本当に、国民の皆様に、そして同志の皆さんに、
心から感謝を申し上げます。

私は、今月3日の逮捕以来、皆さんの前で機会ある度に申し上げてまいりました
が、私自身が収賄罪等、犯罪に手を染めていたということであるならば、それは
どのような捜査でも、どのような処罰でも甘んじて受けると。しかし、自分には
そういう事実がないということを、繰り返し、皆様にも申し上げてまいりました。
本日はその意味で、私の主張してきたことが事実であるということが明らかになっ
たのではないかと思っています。しかしながら、それはそれとして、秘書が結果
として逮捕され、起訴されたことについての自分の責任は非常に大きいと。特に
民主党に期待してくださった、また直接、激励してくださった皆さんに大変申し
訳ない思いでいっぱいです。

きょうの秘書の起訴の理由を聞くと、収支報告書の政治資金規正法違反、すなわ
ち収支報告書の記載の仕方についての問題が、起訴の根拠と理由とされておりま
す。私どもとしては、献金を受けた事実はそのまま報告していますし、献金をい
ただいた相手方をそのまま記載するのが政治資金規正法の趣旨であると理解して
いまして、その認識の差が今日の起訴という事実になったことと思います。

今までの過去の例を見ても、この種の問題につきまして、逮捕、強制捜査、起訴
という事例は記憶にありません。そういう意味で、政治資金規正法の趣旨から言っ
ても、またそういう点から言っても、私としては、合点がいかない、納得がいか
ないというのが、今日の心境です。特に総選挙、まさに秒読みの段階に控えてい
る今日であり、私の責任の重大さを感じると同時に、そういった形での結果につ
いては、自分としては納得できないという思いです。

したがいまして、先程来、役員会、常任幹事会に、私の心境を述べさせていただ
きました。私は、40年になんなんとする政治生活ですが、別に代表の地位や、
あるいは政権をとって総理云々ということに、何の未練も執着もありません。た
だ思いは、何としても日本に議会制民主主義を定着させる、それが私の自民党を
離党して以来の大目標でありまして、自分の思いであり、そして、これが最後の
機会だと。この機会に何としても国民の皆さんの理解を得て、政権交代を実現す
ることによって、官僚機構の上に立った自公政権を覆して、本当に国民主導の、
国民の側に立った政治を実現させる、それが、私の最後の政治家としての仕事だ
と思っています。

その意味におきまして、皆さんのご理解をいただいて、本当にこの目的をみんな
と一緒に力を合わせて今後も頑張っていきたいという趣旨の話を、役員会、常任
幹事会において行いました。その役員会でも、とにかく、そういう大目標を、そ
して大いなる使命を達成するために、一緒に頑張ろうと、本当に温かいご支援の
声をいただきました。私としては、本当に微力で、不憫な才能でしかありません
が、本当にみんなと一緒に、みんなのこういった温かいご支援をいただいて、自
分の、そして民主党の、国民の皆さんの期待に応えるよう、今後も頑張ってまい
りたい、そのように決意を新たにしたところです。

今回のことにつきましては、本当に、仲間の皆さんに、そして多くの民主党に期
待する皆さんに、ご心配とご迷惑をおかけしたことを重ねておわびを申し上げな
がら、私の報告と、今日の心境といたしたいと思います。今後ともよろしくお願
いいたします。


<質疑応答>

【記者】確認ですが、代表を辞任せずに続投するということでいいのでしょうか。
また、進退に関しては衆院選への影響を第一に考えるということでしたが、この
点はどう判断したのでしょうか。

【代表】進退については、今申し上げたように、私ひとりで決するにはあまりに
も大事な大きな問題ですので、役員会の皆様のご判断を仰ぎ、また常任幹事会の
皆さんのご意見、ご判断を仰いだということです。

それから、衆議院の総選挙で政権交代を実現し、本当に国民主導の、国民の側に
立った政治を実現するということが、私の政治家としての生涯の目標であり、夢
であり、そして今日、最後の自分の仕事だと心得ています。したがって、今後も
そのことを、これからのいろいろな状況、どうなるか分かりませんが、そのこと
を前提にして、それで今後も考えていきたいと思います。

【記者】秘書が刑事被告人になる状況で、民主党へのダメージや世論の批判があ
る中で、あえて代表に留まることが、政権交代を目指す民主党にとってどういう
形でプラスになるという判断があったのか。そして、選挙の顔として、あくまで
選挙の時期や捜査の進展にかかわらず、代表を続けるという理解でよいのでしょ
うか。

【代表】今、先ほどの質問にも答えました通り、私の目標、そして私の夢は、政
治家としての夢は、日本に本当の議会制民主主義を定着させること。そのために
は、本格的な政権交代ということによって、主権者の国民の皆さんの議会制民主
主義への理解を深めることが私はできると。そしてまた政権交代しか、本来の民
主主義の機能であるこのことによってしか、日本に議会制民主主義が定着するこ
とがないだろうと、そういう思いに立っていますので、そのことで私が、今日、
皆様のご理解の下で、代表をこのまま続けるということにご承認いただいたわけ
でありますけれども、あくまでも総選挙で勝利ということを前提に、何事も、私
自身、考えていきたいと思います。今日の時点において、私が代表をそのまま続
けることが、プラスかマイナスか、それは私に判断することはできません。全て
国民の皆さんの受け取り方次第だと思っています。繰り返しますが、いずれにし
ても、総選挙で政権交代を実現して、国民のための政治、議会制民主主義を定着
させる、その一点で今後も対処していきたいと思っています。 

【記者】総選挙に勝利した場合は、これまで通り内閣総理大臣に就任する考えは
あるのか。また、これまで代表は検察批判をしていましたが、政権交代を実現し
て、内閣総理大臣として政権運営にあたる場合にも、検察と戦い、裁判闘争を続
けるというお考えなのでしょうか。

【代表】第一点は何度も言いますように、私が民主党の代表として、民主党が過
半数を国民の皆さんにいただいたときは、それはその責任を果たすのは当然だと
思っております。

それから、私たちの戦いと言っては何ですが、選挙戦の相手は、別に検察ではあ
りません、自公政権です。そういう意味において、検察は検察の職責を果たした
ということであろうと思いますが、いずれにしろ、私どもの対決するのは自公政
権。これは国民のためにならない、そういう思いの中でこれからの選挙に向けて
努力してまいりたいと思います。

【記者】今回の事件では、違法行為があったかどうかということとは別に、西松
建設という違法行為をしていたとみられる企業から、国民の感覚で言えば非常に
多額の政治献金が代表のところに来ていたことが明らかになりました。そのこと
自体について、普通の国民の感覚では理解できないというか、これだけの額の政
治献金がきていながらいろいろな事実が分かっていなかったのかという意識が国
民の中にあると思うが、そのような意識を国民が持っていることを理解している
かどうか。また、それによって民主党のイメージが傷ついたと思うが、「政治と
カネ」の問題を含めてどう改善していくのか、お伺いします。

【代表】事務所の不動産の時にも皆さんから同じようなことを言われました。私
は、今、西松建設、西松建設と言われますが、別に西松建設からだけいただいて
いたわけではありません。数で言えば、はるかに個人の皆さんからの献金が、私
の献金の中身でございます。したがって、私はその献金を、浄財を、ありがたく
頂戴して、それを政治活動に使うという点において、何ら国民の皆さん、また献
金をしていただいた皆さんに、隠すべき点も恥ずる点もありません。今回のこと
につきましても、確かに大きなお金であることは間違いありませんが、それを別
に隠していたわけでもありませんし、使い道を、これまた事務所経費をこの間も
申しあげましたが、マスコミに全部公開をいたしました。そういう意味で、あと
は主権者の皆さんが判断することであろうと思っています。

【記者】代表の持論は、政治資金の収支を全て公開し国民の判断に委ねる、とい
うことだが、今回の事件はダミーの政治団体を使い、いわばその盲点をついたこ
とになっていて、しかもその経緯を秘書が知っていたということが起訴の内容に
なっている。強制捜査が異例ということはあるとしても、秘書が小沢代表の持論
を骨抜きにするような内容で起訴されたことについて、自身の言行に照らして反
省するところがないのかどうか。また、今回の事件を機に、民主党の議員からは、
小沢代表は自分たちと比べて政治資金がなぜ必要かという声がある。かつての自
民党の派閥の幹部でもないのに、なぜお金が政治活動に必要なのか、説明をお願
いします。

【代表】第一点ですが、これはダミー云々とか、迂回して云々とかの議論が皆さ
んの中でいろいろ言われていますが、先ほど申し上げたように、政治資金規正法
の趣旨は、献金を受け取った相手方を明らかにするということであると解釈し、
その通りの事務作業をしたものと思っています。私のディスクロージャー、オー
プンにということは、その意味で矛盾する問題ではないと思います。

第二点は、みなさんもお分かりと思います。こういうことを申し上げると差し支
えあるかもしれませんが、若い政治家の方々以上に、はるかにスタッフもいっぱ
いいるし、いろんな意味で、選挙をはじめ、いろいろなお手伝いもさせていただ
いて、また会館の他に事務所があるのはけしからんという議論に立てば別ですが、
当然、人も事務所経費もあります。その意味において、全く同列にそれを論評さ
れると、私もどう答弁したらいいのか。あなた方の方が実態はよく分かっている
はずですから。その意味において、私は政治活動の経費も、多分、他の人以上に
かかっていることは間違いないと思っているし、それがある意味においては代表
として、また年長のものとして、いろいろな形で秘書が手伝いをしたり、なんな
りするということが、ごく自然のことではないだろうかと思っています。

【記者】今日の代議士会で一部議員から、新生民主党で総選挙に臨むべきだとの
声が出て、代表を代えてということでしょうが、こうした声が党内から出ている
ことについて、どのように受け止めていますか。

【代表】そういう意見もあるだろうと思います。したがって、私は自分ひとりで、
このまま続けるということを決めるには大きな問題である。そう思って幹事長に
諮り、役員会、常任幹事会という党の機関の皆さんの意見や判断をいただいて、
その中で一緒にがんばっていこうとの結論になったということです。

【記者】今後の世論調査などで小沢代表は辞めるべきだとの声が依然高かった場
合、そして民主党の支持率が浮上しなかった場合、それを受けて代表辞任の考え
はあるのか。また、小沢代表は会見の冒頭で涙ぐんでいたが、この間の辛かった
日々を思い浮かべたのか、あるいは検察への怒りなのか、同志の温かい声を受け
た涙なのか、何の涙だったのか、お願いします。

【代表】これから国民の皆さんがどういう受け止め方をするか、それについては
予測は私にも分かりません。ただ、何度も申し上げるように、次の総選挙で国民
の皆さんの支持を得る、そして今の官僚機構に支えられた自公政権に代わって、
国民サイドに立った政権を打ち立てる。それがひいては議会制民主主義の定着に
つながるとの思いを持っていますし、常にそのことを基準にして考えたいと思い
ます。私はこのようなことを言っては僭越に聞こえるかもしれませんが、自分自
身、国民の中に入って、いろんな意見を聞き、直接、声を交わしているつもりで
す。そういうことは、そういう中から自分で判断します。

男が不覚な涙で恐縮ですが、辛かったからというわけではありません。ただ本当
に、私があたかも犯罪を犯したかのような世間の状況の中で、多く仲間の皆さん、
特に一般の皆さんから本当に多くの励ましの言葉をいただきました。そのことを
申し上げるときに胸が詰まって、不覚の涙ということです。

【記者】党内では代表に今回の件についてきちんと十分な説明をしてほしいとの
声がある。秘書の逮捕直後の世論調査では、多くの国民が代表の最初の会見のと
きの説明は納得できないとの声がかなりあった。逮捕から今日までを振り返り、
十分な説明責任を果たしたとお考えなのか、不足だとすればどうするお考えなの
か、お伺いします。

【代表】もし私の説明に分からない点があれば、私はこうして毎週、また全国行
脚するときには毎日のように、みなさんの質問に答えているわけですので、どう
か国民の皆さんの中にそういう声があれば、代弁してそれを質問してください。
私は何も隠すこともありません。

【記者】3月4日以来の記者会見で代表が説明責任を果たそうと、フリーランス
記者、雑誌記者、海外メディアに記者会見を開放したことについて敬意を表した
い。自民党、首相官邸、全官公庁、警察を含め、私のような記者が質問する権利
がない。仮に政権交代が実現したら、記者クラブを開放して首相官邸に入るのか、
お聞かせください。

【代表】私は、政治も行政も経済社会も、日本はもっとオープンな社会にならな
くてはいけない。ディスクロージャー、横文字、カタカナを使えばそういうこと
ですが、それが大事だと思っております。これは自民党の幹事長をしていたとき
以来、どなたとでもお話をしますということを言ってきた思いもあります。そし
てまた、それ以降も、特に制限は全くしていません。どなたでも会見にはおいで
くださいということを申し上げています。この考えは変わりません。

【記者】代表を続投することについて、自身ひとりで考えるにはあまりに多くの
問題があったということを話していたが、これまで辞任を考えたことはあったの
でしょうか。また今日という日は民主党にとってどんな意味を持つ一日になると
お考えでしょうか。

【代表】私は先ほども申し上げたように、私の秘書、事務所は、政治資金規正法
に違反した行為をしているとは思っていませんでした。今もそう思っております。
したがいまして、そのことで辞任しなければならないと考えたことはありません。
ただ結果として、今日、起訴ということになりました。それで私は別に一人でも
このままいくということを決めたわけではありません。先程来申し上げましたよ
うに、私の気持ちとしては、何としてもみんなと一緒にこの大目標を達成したい
けれども、この点については皆さんのご判断をいただきたいということで、役員
会、常任幹事会を開催して、みなさんのご判断をいただいて、その上でこの会見
に臨んでいます。

【記者】今日、日本にとって一番さわやかな話題は、WBC(ワールド・ベース
ボール・クラシック)で、イチロー選手が日本に勝利を呼び込んだ。民主党のチー
ムのリーダーとして小沢一郎さんがこれからも続投する中で、かなり厳しい戦い
になることを強いられると思う。そのときにイチロー選手のような起死回生のク
リーンヒットを打つことに関して、企業団体献金の全面廃止を、党として一つの
方針としてまとめ、総選挙の争点にするという大方針はお考えでしょうか。

【代表】今日の、同じ名前ですが、イチロー選手のような役割を自分が果たせた
ら、この上ない喜びと思っていますが、今後そういう役割ができるように頑張っ
てまいりたいと思っています。

それから、企業献金の全廃ということは、これは私は突然言い出したわけではあ
りません。『日本改造計画』(小沢代表の著書)の中でも触れていますし、私自
身の持論はディスクロージャーということでありますが、企業献金にまつわるい
ろいろな問題があるとするならば、また今回のことも考慮に入れて、やるならば
企業献金を全て禁止するという方策しかないだろうと思っていまして、これが民
主党の党内の結論になるかどうかは、幹事長をはじめ皆さんの議論を待ちたいと
思っておりますし、それが民主党のみんなの総意ということになれば、一つの総
選挙の争点になることは間違いないだろうと思っています。

【記者】今日、検察の結論が出たが、いまの話を聞いていると違法行為がないと
いう立場は変わらないと承っています。一方で献金を返還することはいかがでしょ
うか。

【代表】最初から申し上げていますように、違法なことであることが確定した場
合には、返却したいと思っています。問題は、一つは政治団体が解消されている
ということもありますし、また、その政治団体からのお金がまったく西松建設か
ら、関係のある団体であることは秘書も認識していたと思いますけれども、西松
建設がそういう手法で全額を出資していたということは、多分、彼らも知らなかっ
たことだと思います。そういう意味で、この問題が結論を得たときには、そうい
う返却ということは、当然考えていくべきだと思っています。

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編集・発行/民主党役員室
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*会見の模様は民主党ウェブサイト〈http://www.dpj.or.jp〉でもご覧になれます。
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by iso129 | 2009-03-25 20:22 | 政治あれこれ

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