テラス席
2007年 11月 14日
お散歩の途中に、ワンちゃんと一緒のティタイムはいかが?
ここは、
北松戸駅前 「らーめんカフェ えびす亭」
北松戸といえば、まつど競輪の玄関口。
「えびす亭」は、30数年前からこの地でらーめん商売を続けてきました。
が、競輪客の高齢化と入場者数の減少という時代の流れには、勝てませんでした。
“千代田線北松戸駅下車徒歩一分”という“一等級の立地”にありながら、年々商売はパッとしません。隣近所の飲食店も廃業が目立ちます。コンビニとパチンコがあるだけ、と典型的な駅前停滞シーンが続いています。人気衰退で陰る一方の競輪場はもういらない、という声が地元で聴かれる昨今なのです。
首都圏から近い松戸のこの地を活性化させる起爆剤が欲しい!
競輪場に変わる目玉が欲しい!
方や、年金暮らしの唯一の楽しみと、通うご老体の姿も痛々しいし。
世の中、うまく行かんもんだね、行かん・如何・遺憾・・・異観を呈する、北松戸や!
若いころは競輪選手で、全国の開催地を転戦していたというご主人。
「競輪ファンで溢れていた頃は、店で売るホルモンとか材料が売れ切れるほどだったよ」
「客で店内がいっぱいになり、店の前の道路にビール箱を置いて、椅子やテーブル代わりにしたもんだ」・・・みんな若くて元気だった往時を懐かしんで、話していたことがありました。連れ合いのおばあちゃんが作る餃子、これがまた美味な一品で、今も現役でがんばってます。
こうして、親から受け継いでいくことになった娘らがいて・・・
これからの自分たちの時代を“新装・構築”するために、この夏に、思い切ってリニューアルしました。
そのときに、入り口にお目見えしたのが、ワンちゃんとどうぞの「テラス席」
ごゆっくりと飲食を楽しんでいただきたい・・・女性ならではの店内改装とメニューの一新でした。
特に、“店内では競輪テレビは、放映していません” との張り紙は、これまで競輪で商売してきた場所柄では、まさに“大英断の宣言”でした。これまで競輪放映していたテレビの前に、カーテン?が張られ、その画面を覆ってしまったのでした。
長い間、焼酎とレバニラ炒め、とか、ビール、酒と、昼間から店内は競輪客で1色でしたから・・・
改装当初は、客も戸惑いの様子がありあり。店側も応対には、大変ギクシャクしていたシーンが何度か見られました。が、今日久ぶりに友人とランチに入ったら、店内に流れる音楽は軽やかで、雰囲気は一変していました。
明らかに競輪客と見られる客は、ひとりもいませんでした。
近くの工場の従業員らしき人や、ビジネスマンらでした。これで、女性客があったら、きっとリピーターになると思うんだけれど。商売、商売・・・辛抱・辛抱・・・。
新装メニューも、写真やイラストでカラフル。抹茶あずき 黒蜜きなこサンデー クリームあんみつ
おじさん年代は、ちょっと選ぶのに時間が掛かるけれど、それもまた楽しい。
人気のセットメニュの中から、レディース人気NO.1の「ちょこっとセット」=半らーめん、半梅ごはん&ぎょうざ=を。友人は、メンチ&コロッケ定食で、ゆっくりと打ち合わせの続きをしながらのランチタイムを楽しみました。
タバコの煙がどこからも上がらなかったことも、気持ちよかったです。
by iso129 | 2007-11-14 12:21 | づ・れ・づ・れ・草